Sex and Death

伊東明日香/Asuka Ito《鈴蘭 待つ・・・》2016, 33.3x24.2cm, パネル、白亜地、鉛筆、青墨、墨インク、和紙平野果林/Karin Hirano《Passage Ⅱ》2016, 36.4x25.7cm, ペン、シャープペンシル、シリウス紙

2016/8/13(土)~9/10(土) 11:00~19:00(日・月・祝 – 休廊)

オープニング・レセプション 8/13(土) 17:00~19:00

http://www.masataka-contemporary.com/mt329b1/
 
二人が紡ぎだす作品の共通テーマは「記憶の記録」。

そんな記憶の中に無意識に潜んでいる、何が異常で何が正常であるかさえわからない、突発的な衝動こそが

今回の企画展のタイトルとなった「Sex and Death (性と死)」。

この表裏一体の危うい世界観を、モノトーンという 傍観者の想像、妄想を広げさせてくれる技法で表現します。

ご高覧ください。
 
MASATAKA CONTEMPORARY Director – 高橋正宏
 


 
◆伊東明日香

人間はこの世で生きていくために肉体を与えられ、 言葉を学び、感情を持ち、様々な経験をし、生きて生きて生きてひたすら生き抜く……

何が幸せで何が不幸で何が正しくて何が間違っているかなんて、簡単にはわからない。

ただ言える事は生きているということ、この世に存在 しているという事実。

生まれながらに与えられた”性”を背負い、生きながらも死にむかってただただ生き抜く。

ある1人の女性の生きている証をモノクロ映画のワンシーンと写真と絵画その間を、記憶の記録として表現しています。
 
1978年 神奈川県生まれ

2003年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業

2005年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程油画技法材料 修了
 
<展覧会歴>
2016年

Collaboration Project /RISE GALLERY and MASATAKA CONTEMPORARY

Masataka Contemporary’s exhibition:Japanese Women Artists/Bernarducci Meisei Gallery
 
2015年
おんなのこ博覧会/FUMA CONTEMPORARY TOKYO

心秘的願望/MASATAKA CONTEMPORARY

アート大阪 2015/HOTEL GRANVIA OSAKA
 
2014年

企業コラボアート東京2014 「with ハローキティ」展/MDP Gallery

はじまり。展/MASATAKA CONTEMPORARY

三越×藝大/日本橋三越本店

YOUNG ART TAIPEI 2014/Regent Taipei 他
 


 
◆平野果林

いつだったか忘れてしまったけれど、ふと目にした風景、におい、誰かが言った言葉。

もう場所もわからないから、たどり着けないし、もう会えないとわかっているけれど、片隅に残った欠片をつなぎ合わせて、新しいかたちを生み出す作業は

愛おしくもあり、ちょっとかなしい。

線を密集させ描くことは、祈りを捧げることに似ている。

脆く儚い欠片たちを、しっかりと支えてあげられるように。

蘇生と弔いを繰り返しながら浮き彫りになった一つのシンボルは、日常の中にひっそりと佇んでいる小さな奇跡を、私に指し示してくれる。
 
1985年 東京都生まれ

2010年 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻 卒業
 
<展覧会歴>
2016年

ドローイング5人+1人展/ギャルリー志門
 
2014年

Mad About You/GALLERY YUKI-SIS

彷徨えるサロン第10回 グループ展 /GALLERYリトルハイ
 
2012年

Melting Point -茶の湯とアート、即興舞-/GALLERY YUKI-SIS

第2回公募「ドローイングとは何か」展/ギャルリー志門

小田隆・平野果林二人展 第2回「ドローイングとは何か」展準大賞受賞記念展/ギャルリー志門

EMERGING DIRECTORS’ ART FAIR ULTRA005/東京青山スパイラルガーデン 他
 
<受賞歴>
2012年 第2回公募「ドローイングとは何か」展 準大賞