記憶のコラージュ

川口瑠利弥 Ruriya Kawaguchi 《nature of life -I breathe-》 2022年 27.3×27.3cm キャンバス、アクリル林ホノカ Honoka Hayashi 《Saturday》 2022年 32.5×29.5×4cm 木製自作パネル、アクリル冨岡想 Soh Tomioka 《カルシュームの街》 2022年 45.5×38cm キャンバス、油彩

 

冨岡想・林ホノカ・川口瑠利弥 3人展「記憶のコラージュ」

 

会期:2023/2/18(土) – 3/10(金)12:00-19:00  (日、月、祝– 休廊)
※初日の17時〜オープニング・レセプションを開催します。

 

現実とは違う、実際に存在しそうなもうひとつの世界。
記憶の中にある、引き出しにしまっていたような世界。
同じ風景をみても、それぞれの目を通して違う世界が描かれていく…まるで万華鏡のように。
記憶がコラージュされているかのような3人の作品群、ぜひご堪能、そしてご高覧くださいませ。

 

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冨岡想 Soh Tomioka

 

1997 滋賀県生まれ
2020 京都精華大学 卒業

 

頭に浮かんだ断片的な景色を油絵などで絵にして記録します。
言葉にできない曖昧なものを曖昧なまま形に残せたらと思います。

 

<個展>
2022年
金の梯子/LIGHT HOUSE GALLERY

 

<主なグループ展・企画展>
2022年
ポストkawaii Ⅲ/SUNABA gallery
とこのま1周年展/gallery cafeとこのま
MINI〇展/MASATAKA CONTEMPORARY
夏至の標本/allery cafeとこのま
夏の小作品展/SUNABA gallery

 

2021年
君は君が出会ったものでできている/アトリエ三月
CUTE&SWEET,BUT…VOL.2/MASATAKA CONTEMPORARY
とこのま20人展/gallery cafeとこのま
第4回天使市「少女noir儀式」/STUDO and SPACE IVVA
むくむくしたけもの個展 むずかしく考えないで、リラックスして(ゲスト参加)/アトリエ三月
Hello 2021 summer 新人歓迎/SUNABA gallery
石フェス/アトリエ三月

 

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林ホノカ Honoka Hayashi

 

同志社女子大学情報メディア学科卒業。
中村佑介イラスト教室 第1期生。
雑貨・玩具の企画デザイナーとして働きながら制作をはじめる。
現在は作品制作を中心に活動し、国内外での展示に参加。
Independent Tokyo2022 審査員特別賞 高橋正宏賞・吉田広二賞受賞。

 

両親の影響で欧米の玩具や洋服、映画等に親しみ、海外とのつながりが身近 にある環境で育つ。
しかし10代になってから、幼少期に海外で向けられた ジェスチャーが差別的な意味だった事に気付き、ショックを受ける。
モチーフとして多用する〈お面・仮面〉は、古来より神や精霊、動物の神格などが宿るとされ、日本を含め世界各国で親しまれ続けている。
また同時に自身の葛藤のひとつとも考えられる、顔の作り・表情・人種・性別などの視覚的要素を隠す。
平面でもなく立体でもない。二次元(キャラクター)でもなく三次元(人)でもない。どこにも所属できない、させられない空間を作り出し、自身のようにはみ出した存在のものたちを描く。

 

<主なグループ展・企画展>
2022年
在我眼中_within me/台北市中山堂(旧台北公会堂)、台湾
日本の言葉×現代アート いんすぴVol.3/パークホテル東京
EBUNE 大阪・西成/EARTH
STYLE WARS/KATSUMIYAMATO GALLERY
A4WALL MATSUYA GINZA/松屋銀座
STYLE WARS in SEOUL/Afternoon Gallery、韓国

 

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川口瑠利弥 Ruriya Kawaguchi

 

青森県生まれ
2019 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻 卒業

 

わたしは作品を感動してもらえた時、誰かと見えない記憶で繋がっているのではないかと感じる瞬間がある。人はすでに、出会う前から心深くに共有する何かを持っているのではないだろうか。 自然の中にある青々とした景色や、時間による光や色の変化、冬の朝にきらきら輝き舞う雪、冷たい空気が体を通る感覚。普段何気なく見る景色と自身の現実での体験や感情を再構築し、現実世界と自身の絵画とでコミュニケーションをとりながら描いている。今、先の見えない時代を進む時、人々は多様な方面からくる影響や未来を予知できない不安を抱えながら生きているように思う。しかしそれは誰しもが持っているもので、見方を変えれば未来への希望の気持ちであるように私は思う。私は現実での出来事を咀嚼し、風景と光と感情が合わさった現実と心情風景の再構築として、不安を抱えている人々にとって記憶の繋がりを感じられるような、光となる希望の絵を描いていきたい。

 

<個展>
2021年
あたうかぎり愛せ/ポータルミュージアムはっち

 

2020年
Lent et douloureux/新宿眼科画廊

 

<主なグループ展・企画展>
2022年
MINI◯展/Sansiao Gallery

 

2020年
メアリーの部屋/MASATAKA CONTEMPORARY

 

2019年
Independent Tokyo 2019/ヒューリック浅草橋ビル

 

2018年
awai ~間~/MASATAKA CONTEMPORARY

 

<受賞歴>
2018年 「第54回神奈川県美術展」 入選
2019年 「シェル美術賞2019」 入選