星の火まつり

大山美鈴 Misuzu Oyama 《行列(昼)》 2020年 27.4×41.0cm アクリル、木製パネル大山美鈴 Misuzu Oyama 《行列(夜)》 2020年 27.4×41.0cm アクリル、木製パネル大山美鈴 Misuzu Oyama 《星の街》 2021年 51.5×72.8cm 水彩、紙、木製パネル大山美鈴 Misuzu Oyama 《おめんの部屋(昼)》 2021年 24.2×33.3cm アクリル、キャンバス

 

大山美鈴 個展「星の火まつり」

 

会期:2023/9/9(土) – 9/29(金)12:00-19:00  (日、月、祝– 休廊)
※初日の17時〜オープニング・レセプションを開催します。
※作品の事前販売はございません。

 

遠くから祭りをそれと認識できるざわざわとにぎやかな、そして音の細部が曖昧なために非常に静かな感じのする行列が歩きまわり、地面に大きな模様を描く。ぐにゃぐにゃと進んでいるように思えるが、どう歩いても模様は三角形になるのだと言う。

 

(星の火まつりの記録)

 

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中だか外だかわからないが自分と重なるところに、水をたたえた平たいうつわがある。
水が揺れて波立ちうつわからこぼれる、すると絵の人たちが現れる。
わたしが絵をかくシャープペンシルや筆の動きや音がそのまま地面を踏みかため鎮める舞に、上は下に、下は上に、内は外に、外は内にそれぞれは分かれながらも同じになり、平らになり、水はまた静かになる。

 

3年前、わたしの日常は大きく変わらなかったものの少しずつ内と外が曖昧になり、うつわの水は波立ち、わたしはいつもより少し大きなまつりをすることにした。
星の火まつりは主に三つのパートで構成される。
1.お面の行列が街を練り歩く
2.やぐらの上での舞、上昇または下降、星の街と重なる
3.まつりの後の出来事

 

ややこしく絡まりあったものたちを、お面の行列と一緒に歩き回りながらひとつずつ置き、広げ、踏みしめるようにかいてきたのが今回の展示作品で、一見迷路のように見えるが3年間のわたしの通り道がそのまままつりの進行と重なっている。

 

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大山 美鈴 Misuzu Oyama

 

HP:misuzu-oyama.com

 

文章のように絵をかいている。

 

〈主な個展〉
2019年
「Topos」/ ondo STAY&EXHIBITION

 

2011年
「rabbit hole library」/ GALLERY SPEAK FOR

 

2007年
「よるまちどおり1丁目」/ ギャラリーKOWA

 

〈グループ展〉
2016年
「spell」/ MASATAKA CONTEMPORARY
「REFRACT / REFLECT」/ SAKURADO FINE ARTS 他