大橋麻里子 個展「踊る線/躍動の色」

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大橋麻里子 個展「踊る線/躍動の色」
 

会期:2024/4/13(土) – 5/2(木) 12:00-19:00  (日、月、祝– 休廊)
 

初日の17時〜オープニング・レセプションを開催します。
作品リストをご希望の方は、info@masataka-contemporary.com までメールをお送りください。

 
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「絵は、なんの関連も経過もなく、突然に成立するものだろうか。いや、そうではない。絵は一歩一歩、構築される。まさに家と同じである。」パウル・クレー
 
Movementシリーズと名付けた作品は日々描き溜めているドローイング(運動のためのドローイング)を重ねることで時間の堆積を可視化する。同じ線は存在せず、どれもいつかの自分が残した一本の線でありそれらひとつひとつが過去の時間を持ち合わせている。線を引くその瞬間は身体性のみがそこにあり、過去に残したその熱をすくいあげるよう新たな画面にゆっくりと定着させていく。
 
踊る線/躍動の色というタイトルは、一本では意味を為さなかったそれぞれが踊るように呼応し時間の層を成すとともに形を生み出す。そこに色が加わりまた別の何かになるかもしれないという思いの下につけたもので、冒頭のクレーの言葉のように絵も家も(目に見えている日常は)ある日突然現れるものではなく見えない層の上に立つのだと感じる。描くことはその見えない層と向き合い続けることであり、線や色彩がただ純粋に絵になっていくことを再確認するための機会でもある。
 
参考文献:パウル・クレー(土方定一訳,他):造形思考 上,筑摩書房,2016, p.166
 

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